厨房の天井を張る

ずいぶん前に厨房の天井を貼ろうと思っていたのですが、ずっと先延ばしにしていました。

というのも、天井が低いため、食器棚とか冷蔵庫とかの設備類の搬入が終わらないと、せっかく貼った天井を破壊する事になると思ったためです。

また、換気扇のフードも設置が終わらないとダメだなと。

そんなこんなで伸ばしていましたが、やっと作業を始めました。


天井には石膏ボードを張って、ペンキで仕上げるつもりです。


182cmx91cmの石膏ボードを天井に貼るのは大変な作業です。

9.5mmの厚さのボードで約11kgあるそうです。これを天井まで持ち上げて押し付けて保持した状態で、ねじ止めしていくのですが、片手で11kgの大きな板を天井に押し付けて、片手でインパクトドライバーを持って、ネジをドライバーの先にセットして・・・って

ちょっと無茶ですよね。手が3本欲しくなります。

天井に保持するための道具を作るのも一つですが、全てのボードを91cmx91cmにカットして張り付けを行うことにしました。

これなら一人でも打ち付けできます。



いつも言っている事ですが、古民家は空間が色々歪んでいます。直線、直角は無いと考えた方が良い。そんな空間に正方形の板を張り付けていく事はとても難しいものです。

なんとなく最初の1枚を角に合わせて貼ってしまうと、2枚目以降ドツボにはまって苦労する事になります。

このため、どこかに一本基準線を引いて、そこに合わせて貼っていく事になります。

私の場合は、レーザーレベラーで直線を表示させて、そこに合わせて貼っていきました。

このあたり、イメージがしづらくて理解するのに少し時間がかかったのだけど、理解出来るとすっきり。

詳しく知りたい方は調べてもらうと良いと思いますが、簡単に説明すると・・・

建物側の隅は気にしない。真ん中に新しく直線を引いてその直線に合わせて貼っていくのです。このとき建物側の角が合わなくても気にしません。

以下の写真を見ると分かりますが、こんなにも梁が曲がっていますが、貼ったボードは直線になっていますね。

こんな感じで良いのです。

出来た隙間には、廻り縁(まわりぶち)とか巾木(はばき)で隠すのです。

なんだかんだで2日以上かけて貼り終えました。

肩とか背中がきつい。

ボードを張り終えたあとはパテによる繋ぎ目処理です。まずは繋ぎ目テープを張り付けてからパテ塗り。

パテはそのまま使えるタイプと、粉で売っていて自分で水と混ぜて使うタイプがあります。

以前壁に使ったときはそのまま使えるタイプのパテを購入しました。


そのまま使えるタイプと比較して、量あたりの価格は1/5くらいでしょうかね。

確かに粉を練る手間はかかりますが、小麦粉を溶くときみたいにダマになることもなく、板の上でヘラを使って簡単に練ることができます。

両方タイプを使ってみての結論としては、小さな傷を補修するとかいうレベルでなければ、是非粉タイプを買っておくべきです!

古民家の場合はなおさら。壁や穴の補修とかでも使える場所はたくさんあります。

パテを塗ったあとは1日待ってからオービタルサンダーを当てます。

これがとてもハードな作業でした。

ペンキ塗りは電気工事が終わってから行うつもりです。もう少し先になりますね。



天井貼りについての反省点。

作業の効率を考えて91cmx91cmに細切れにして貼りましたが、逆に繋ぎ目処理が面倒でした。大きな石膏ボードを数少なく貼ったほうが、繋ぎ目目処理が少なくて楽だったと思います。

重い石膏ボードを貼って、天井の隙間にパテ埋めして、サンダーをかけて。更にペンキまで塗る。この手間は想像以上で、肩とか背中のダメージがきつかったです。

そもそも、石膏ボードではなく、多少コストが高くてもプリント合板を貼って繋ぎ目はテープで処理とかの方が良かったかなと思ってます。



話は変わりますが、先日新型コロナウイルスについての不安、心配ごとを愚痴のようにブログに書いたのですが、それを見た上田信用金庫の塚田さんが翌日にわざわざ訪れてくれました。

このご時世なので、融資の条件変更なども検討する事ができるよ。とか、

業種に合わせた専門家に相談も可能。とか、

漠然と持っていた不安を和らげるお話を聞く事ができました。

まずは開店を目指して頑張るけれど、その後困った時にはとても頼りになると思います。

金融機関さんのイメージとしては、相談しに行けば対応してくださるとは思っていましたが、まさかブログの愚痴を見て対応して頂けるとは・・・

塚田さん、いつも気にかけて頂いてありがとうございます!


今回はここまで。

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