土地の改造のために重機を使う

今回紹介するのはバックホーとか油圧ショベルとかユンボとか言われる重機について少し書きます。

いろんな呼び方がありますが、このブログでは特に意味は無いけどショベルカーという少し懐かしい響きの言葉で統一して書こうかと思います。

子供の頃にショベルカーかっこいい!と思う事、男なら一度はありますよね?

私も働く車のなかではショベルカーが一番好きでした。


これが使わせてもらっているショベルカーの全体像。メーカーはヤンマーです。

小屋を解体したあと、小屋の基礎コンクリートを剥がしたあとの状態です。

門の横を掘り進めて家の前の道路から入るための通路を作っています。

門の幅は2.5mで自動車では少し入りずらいのですが、新たに作る駐車場への通路は3.3mくらいにする予定で、普通車なら問題なく入れるはずです。

駐車場予定の土地は道路から70cmほど高く、石垣で高さを確保しています。相当昔の石垣ですが、とてもきれいに積んでありますね。この石垣を一部崩してスロープを作っていく予定。


さて、ショベルカーの話ということですが、そのすごさって正直言うと良く分かっていなかったんです。

人力ではどう考えても動かせないような石とかを動かしたり、大量の土を一発で運べちゃう。すごい機械。くらいの漠然としたイメージ。


私の以前の仕事はデスクワークで、パソコンと向き合う事が主。私生活においてもそんな機会はありませんでしたので、お店の駐車場を整備するために初めて使い、体感してその本当のすごさが初めて分かりました。

その感動をちょっとお知らせ出来たらと思います。


感動を知らせると言いつつ、数字のお話をしたいと思います。

算数レベルのお話ですがイメージと違って、数字を出すと結構リアルな差を感じられると思うので。


まずは駐車場整備の対象となる土地の面積は約80㎡、結構な広さです。

程良い写真が見当たらなかったのでGoogleストリートビューより。

写真の石垣の上の草だらけの荒地が駐車場になります。

80㎡の広さを、平均して表面10cmの土砂を動かすと仮定しましょう。

多い場所では表面30cm以上動かすこともあるでしょうし、場所によっては動かさなくてそのままで良い。

結果として平均すると、この土地の表面を全て10cm全て動かす事になると考えます。

80㎡に0.1メートルをかけて、8㎥の土砂を移動させるものと想定しましょう。


土砂を動かす作業にはどの程度かかるか考えてみます。


まずは手でシャベルを使う場合の計算です。

スコップだと、1回すくうたびに10cmx10cmx10cmの土を持ち上げて移動させるのがせいぜいです。

1㎥となると100cmx100cmx100cmの体積ですから、スコップ1000回分。

スコップひとすくいにかかる時間が10秒と考えた場合で166分かかります。

わずかな休憩を入れる甘い見積もりで3時間。

8㎥だと24時間ずっとスコップを動かし続けて、やっと動かせる量と言う事が分かります。


続いて、重機をつかう場合の計算です。

重機のサイズによりますが、私が使っている重機のバケット(ショベル)の容量は0.09㎥くらい。単純計算すると12回バケット満タンの土砂を動かしたら1㎥動かせることになります。

まあ、私は素人ですから、現実的にはそんなにうまく土砂をすくえません。ひとすくいでバケットの半分くらいの土を持ち上げて移動するのがせいぜい。

1㎥となると25回動かず必要があると考えましょう。

で、シャベルほど気軽にポンポン動かす事も出来ないので、ひとすくい30秒はかかると考えてみる、1㎥で12.5分ほど。8㎥だと1時間40分かかる計算になりますね。

休みを入れる間もなく作業が終わりそうです。


このように、ざっと計算しても15倍くらいの速さで作業ができるわけです。

しかし、この計算は砂や石の混じらない土のような、邪魔がない場合のみ通用します。

実際には、土の中には大きな石が出てくる事が頻繁にあります。


人力の場合は5kgくらいの石になると、スコップで動かすことなんかできませんから、そのたびどうやって動かすか対応を考えて、手で動かすとか、てこを使って動かすとか、想定外の時間がかかるようになるわけです。

5kgの石なんてザラですから、頻繁にそういう石の対処をしていく必要があり、10秒でスコップ1すくいなんてペースを維持することは絶対できない。

むしろスコップを動かさない時間の方が多くなります。

一方、0.1㎥を扱える重機の場合100kg近くの石は持ち上げて動かせますから、多くの場合、想定外の時間をかけずに済みます。

(注! ショベルカーをお使いの方には常識でしょうが、重いものを動かす場合アームを縮めた状態では持ち上がるけど、アームを伸ばすとバランスを崩したりするので注意が必要です。持ち上げるよりは廃土板で押し動かす方が安全です。)

100kgを超える石なんてそんなに頻繁に出てきませんから、ほとんどの場合無駄なく作業できるわけです。

これらの差を考えると、実質12倍どころか100倍近い速度で作業を出来ると考えて良いと思います。


その昔、重機が無い時代に初めて土地を開墾した方々は、鍬(くわ)やツルハシを使っていたのかもしれません。

8㎥の土地改造となれば数か月単位のお仕事になったと思われます。本当に頭が下がります。

しかし、重機を使うと1日くらいでそれなりの土地の改造が出来てしまいます。


数字ばかりでしたが、文明の利器スゴイです。



さて、セルフで庭や駐車場、畑の整備したい場合、重機はどうやって手に入れるのでしょうか?

基本的には重機は自分で持つようなではありません。

頻繁に使う業者さんとかはマイ重機をお持ちでしょうが、そうでない人は借りて使うのが一般的かと思います。

私の場合、お店の水道工事をしてもらった水道工事屋さんにお願いして、実質無料で重機を貸して頂いています。ホントに助かっています。ありがとうございます。


それ以外で借りる際にはリース屋さんみたいなところから借りることになります。レンタカーみたいなもんです。

重機メーカーもレンタルしていると思います。コマツとかキャタピラーとか。自動車メーカーが車を貸す、トヨタレンタリースみたいなイメージですかね。

他に、ニッポンレンタカーとかみたいに、メーカーと関係ない業者のレンタルで言うと大手だとAKTIO(アクティオ)とかもあります。

大手以外でも町の業者さんでも扱っていたりしますから調べてみてください。


一応免許についても補足しておきます。

工事現場で重機を動かす場合や、公道の上で重機を動かす場合には重機の免許が必要となります。

しかし、重機を私有地の中でのみ動かす場合は、免許は不要となります。

つまり、業者さんに私有地の中まで重機を運んでもらって、私有地の中でのみ操縦をして、私有地の中で返却するのであれば免許がなくても重機を扱う事が出来ます。

大きな業者さんは、免許がないと全く貸してくれない場合が多いですが、小さな業者さんであれば用途を説明することで貸してくれる場合もあります。

直接業者さんに電話して交渉してみる事をお勧めします。


改めて見てみると、文字と数字だらけてつまらなかったかもしれないですね。

今回はここまで。

古民家カフェダイニング えんの家

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