毎年数回は集まって家族ぐるみでお付き合いのある友人たちをリノベーションのお手伝いに招きました。
今年のGWは人の多い場所に遊びに行く事は自粛するのは当然、集まってバーベキューというようなイベントも避けるべきなお話が聞こえてきます。
ならば、みんなで集まるけれど、三密を避けてみんなで各々リノベーションの体験をしてもらおうということで、自分を含めて合計9名に集まってもらいました。
今回の感想を一言で表すと、9人分の人のチカラってすごい!!でした。
月に複数回来てくれる私の実家の父親を代表として、1人でも興味を持ってお手伝いに来てくれる友人が居たりします。
だいたい、そういう日は2人での作業ではありますが、2人分作業が進むという事はありません。
作業時間の半分は自分が「こうしたい、ああしたい」を伝えたり、時々様子を見に行って作業の状況とか困っている事が無いか確認したりをしていると、結局は自分の作業は半分になって、作業人数の効果は二人で1.5人分くらいになります。
それでも自分一人よりは作業進捗はあがるわけで非常に助かりますから、一回たりとも、手伝いに来てもらわなければ良かったなんで、思った事はありません。
しかし、今回は過去に例が無い、自分を含めて9人のお手伝いが・・・
そして「9人のチカラってすげえ!」です。
自分でやったとしても1週間くらいはかかるんじゃないかという仕事が、たった半日で終わってしまいました。
三密を避けるためにメンバー分けをして各所に散って作業をしてもいましたので、それぞれの作業をご紹介します!
T嶋Aは2回目のお手伝い。
前回来てもらった時は古く汚れたケヤキの板の電気かんながけをやってもらいました。
私も使い方に慣れていない電気かんな作業を押し付けてしまい、良いアドバイスをする事も出来ず、それでも集中して作業して板を相当キレイに仕上げてくれたんです。
この時仕上げてくれた板は、今、玄関の階段に仕上がりました。
重厚感が必要以上にある見事な出来栄えと自画自賛しています。
これが仕上がったのは彼が手伝ってくれたおかげ!
で、彼に今回お願いしたのは
「この小屋、解体したいから壁を全部剥がしたいんだ。」
「壁の板は後で使えるものがあるかもしれないから、バキバキ壊すんじゃなくて、使えそうな板をいくらかでも残せるように、多少丁寧を心がけて作業してね。」
依頼はそれだけ。
たった半日の間に全ての壁板を剥がしてくれました。使える板もたくさん残した状態で大満足の結果です。
本人曰く、「前回の繊細なカンナみたいな繊細な作業は苦手だから単純な耐力仕事をやらせろ!」
とか言っていたけど、さすが。自分じゃこんなハイペースで作業は出来ないです。
本当に想像以上の進捗。これぞ仕事のできる男って感じでした。
続いて、T嶋Kちゃんのお手伝いの様子です。Aの奥様です。
前回はAが一人でお手伝いに来てくれましたので、今回初めてのリノベーション現場に来てくれました。
そんな彼女にお願いしたのは、これまで一度もやったこともないという漆喰壁塗の作業。
「壁塗りなんてした事無いし、役に立たないかも。」
なんて言いながら、さらさら危なげのない作業。
終わってみたら想像以上の見事な漆喰壁の仕上がりです!
クオリティについても自分でやるよりたぶん丁寧な仕上がり。
作業時間だって私が自分でやるのに引けを取りません。
彼女はいつでも器用に物事をこなすので、こういう仕事も抜け目なし。
ほんと頭が下がります。
後述しますが、厨房のお手伝いもしてくれました。
Kちゃんはできる女です。
続いて、今回2回目となるH田家の男子諸君。友人Sとその息子2人の3人です。
前回はブログにも書きましたが、ニス塗りとか石膏ボード貼りとかを頑張ってもらいました。
前回も想像以上の活躍をしてくれた彼らに今回お願いしたのは、前回お手伝いに来てくれたときにお願いしようと思いつつ、天候不順で見送った土壁の穴の補修です。
この作業は是非とも彼らにやってもらいたいと、これまで自分での作業はほとんどしていませんでした(笑)
H家の主である友人のSと、その息子KとYが連携プレイで作業を進めます。
自分でやったら少なくとも2日はかかるであろう作業を、たった半日で仕上げてくれちゃいました。
土壁補修って一人でやるにはしんどい作業なんですよ。
土をこねて、屋根の上に登ったりして崩れた土壁に泥団子を押し付けていく仕事。
一人だと非常に効率が悪い。
ここを親子3人の見事な連係プレーで効率的に進めていってくれる!
たった半日で修正箇所が見事塞がってくれました!
続いて、H家のSの奥様であるSちゃんと娘のMちゃん母娘の作業です。
玄関から入って目の前に設置されている壁のウッドパネル貼り作業です!
玄関入口と言う事で、相当に重要であることは間違いないです。
でも、「思うがまま、自分の気分でいいから。」
と言うような曖昧なアドバイスのみで作業をしてもらいましたが、楽しみながら、悩みながら作業をしてくれました。
この作業って、次何色のウッドパネルを置こうかって、結構迷うんですよね。
ランダムとはいっても、各々の感覚でバランスを考えていくので以外と時間がかかる。
でも母娘の感覚が近いのか、意見のぶつかり合いのような事もなく、結構スムーズに進んでいるようでした。
余談ですが、いつもウッドパネルを張ってくれている、義理の母と義理の叔母の、姉妹ペアの作業の様子はと言うと、
「次も続けてこの色のパネルにする!」
「いや、そんなんおかしい!こっちの方がいい!」
「あーそうですか。私はおかしくてごめんなさいね!黙ってるからあんたの好きにしなさい!」
みたいに、仲良く作業をしてくれていますよ。
続いて、うちの奥さんは、メニューの試食会をやるために、みんなに座ってもらうベンチを作ってくれました。
後でお店の営業でも使うベンチです。
ベンチ脚は楽天で購入したもの。
ベンチの天板は、以前カウンターテーブルの天板にしようとしていた欅の一枚板を使いました。贅沢なベンチだと思います。
反りによって脚がグラつくので、脚を付ける部分のみ平にしてからネジで打ち付けます。
前も言いましたが、ケヤキとか固い木にはネジを直接打つ事はできませんので、必ずしっかり下穴をあけておきます。
脚を取りつけたあと、ディスクグラインダーで仕上げてくれています。
私はというと、重機を使って穴掘りです。
電源を母屋から門に引くための地下ケーブルを埋設する作業です。
重機の扱いはまだ慣れているとは言えないレベル。
手間取りますが、少しずつ習得を進めています。
酷い。地面がぐちゃぐちゃ。でも、この日はこれでおしまい。
さて、大人数でバラバラに行ってもらったリノベーション作業は5時過ぎには終了し、
夕方からみんなで、お店で提供するメニューの試食会を行う事に。
実はこの日まで、この厨房を使ってまともに調理を行った事がなかったのです。
この日のために必要な食材とか調理器具を持ち込んで来たため、色々と不手際がありましたが、何とか食事を提供する事ができました。
お店はまだ営業開始していないので、厨房内でのお手伝いもしてもらっています。
営業開始した後は厨房に入ってもらうわけにはいかなくなりますから、良い機会だったかもしれないですね。
ちなみに、提供したメニューは地元の食材をふんだんに使ったサンドイッチです。
あとはスキレットのまま提供する鶏肉のグリルです。
どちらも、良さげな反応でしたので、細かい調整のみでメニューとして提供できるかなと思います。
辺りが暗くなって、お店の照明を付けると雰囲気がとてもよくなってきます。
そしてカウンターを囲んで人が集まる様子。
お店が開店した後の様子がなんとなくイメージできますね。
こんな雰囲気で営業していけたら良いなと実感しています。
あ、この写真、ちょっと密気味ではありますが、カウンターを囲む形としたことで少しはリスクを低減できているかと思います。厳しいご指摘はご勘弁ください。
いつも日が変わるまで飲んでいるメンバーなのに、自粛のため短時間の試食会で19時前には解散となりました。
改めて、みんなありがとうございました!!
とても楽しい日になりました。モチベーションも上がってきたぞー!
今回はここまで。
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