長和町には中小企業向けに融資利子補給という制度があります。
他の自治体でもある制度かもしれませんので、一度調べておくべきだと思います。
ちなみに長和町の制度としては、町内で事業を営んでいる事業者で融資を受けている場合に金融機関に支払う利子の一部を町が補填してくれるというもので、金利の1%分を補給してくれます。
1年目のみ補給という自治体もあるようですが、長和町では毎年補給してくれる。
分かりにくいので例を書いてみます。
100万円の融資を年利1.5%で返済する場合、ざっくり1年間で1万5千円の金利を金融機関に支払いますね。
この支払った金利を申告することで、1万円を町が補給と言う形で給付してくれるんです。
つまり、自分が借りたのが1.5%金利の融資なのに実質金利0.5%にあたる5千円しか払っていないということになりますね。
金融機関が示している金利から1%低い金利で借りられているようなもの。
そういえば融資の申し込みの時に、「こんな制度があるから金利は更に安く済む」みたいな話を聞いたような聞かなかったような・・・忘れちゃってましたけど。
実は1ヶ月以上前に商工会からこの給付申請の案内が届いていたのです。
しかし何故だか変な思いこみで無関係と思っていて、申請する気が無かったのです。
先日たまたま、店舗設備購入に伴う振り込みのために上田信用金庫の窓口に行ったところ、担当の塚田さんから
「長和町は融資利子補給制度がありますよね。申請しましたか?」と。
「ああ、そういえば案内が来ていましたが、無関係かと思って申請してないんですけど。」
「いやいや、西村さんなら対象になると思いますよ。申請した方がいいですよー」
と教えてくれて。
たいした額じゃないなら面倒だからいいや、と思ったのですが、詳しく聞いたらこのエントリー冒頭に書いたような制度だと言う事が分かりました。
私の場合は昨年10月に融資を受けて12月末までに支払った金利が対象になりますが、それでも2万円近く町から給付してもらえる事になりそう!
これを捨てるなんてとんでもない!ですね!
これを知ったのが申請期限前日。
慌てて申請準備をして、申請期限日になんとか申請完了です。
私は思いこみで危うく損するところでしたが(いや、もっと早く問い合わせろよ!)
商工会というのはこういう案内をしてくれるのが良いところですよね。
一般的に国でも自治体でも、補助金等の制度は、自分で調べて申請しなければ受けられない事が多いのですが、商工会がそれを案内して申請書様式まで送ってくれるんですからありがたい。
起業するにしても様々な業種がありますが、IT関係の起業だったりすると、地域を問わないという事もあると思いますので、このような制度が充実した自治体を選んで起業するというのもアリかもしれないですよね。
長野県は起業者を増やしたいと創業支援制度が多くありますし、市町村レベルでもこういった制度があるのですから、まとめて比較できるサイトとかがあったら面白そうだなぁ。
大都市の情報がいくつか挙げられているサイトはあったんですけどね。
それこそ宿泊施設の検索のように、支援制度とか税金等の条件を絞っていったら、
「あなたが起業するのにお薦めの自治体はここです!」みたいな。
・・・でもどうなんだろう?
詳しく調べてないから分からないけど、結局大都市の方が制度は充実しているのだろうか?
大都市は財力にモノを言わせて制度をどんどん充実させて、
地方は財力が無いから支援制度を増やせない、
みたいな事情があったとしたら、なんだか寂しい気持ちになりますね。
調べてないから分からないのに何故だか寂しい気持ちになっている・・・。
今回はここまで。
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