古民家飲食店として換気扇を考える

飲食店をするためには換気扇って避けて通れない。

もちろん換気扇もDIYするつもりですが、あまり深く考えた事が無くて

換気扇って煙や湯気が充満しないように排出するだけのものと考えていたのだけど、色々調べてみたらとても複雑でびっくりしましたので少しだけ書いておきます。


ストーブを使っていたら換気しなくちゃいけないのは常識ですが、ガスコンロを使っていて換気扇をつけるのは、料理から出る湯気や煙を排出するためだと思っていたんですよ。

もちろん、それも理由の一つではあるんだけど、それだけじゃないんです。


火を使うと酸素が消費されるし燃料を燃やすから空気も汚れる。その分空気を入れ替えないと酸欠とか一酸化炭素中毒になっちゃう。だから換気しなくちゃいけない。

そこにストーブとコンロの違いなんてない。

そりゃ確かにそうだ。なんで今まで気づかなかったんだろう。


建築基準法では

調理室にコンロ等の火を使用する設備を設けた場合、法令で定める基準に従い換気設備を設けなければならないとのこと。

つまり、調理場の熱源をリストアップして、それぞれの燃料消費量とかを計算。それに必要な給気量を割り出し、それを満たす換気扇を設置しなくてはいけないんです。

で、換気扇って基本的には排気するものだから、排気量に見合った吸気設備も必要。

最近の高気密の建物の場合、吸気を考えないと建物内の気圧が低くなって、隙間から強い風が吹き込んだり、ドアが開きにくくなったりもする。


まあ、うちは古民家をリノベーションした飲食店で、200平米未満の面積で抑えているため、このような計算をして建築の申請をするような必要はありませんから、計算式を用意するとかそれに従った給排気設計をする必要はありません。

それに、高気密の建物じゃないので、隙間がたくさん。給気に困る事はまずありません。

そもそも古民家は囲炉裏や火鉢で炭火で暖を取り、台所のカマドで火を焚いていても、換気など考えずに済んでいました。

隙間だらけで空気が入れ換わるから酸欠になる危険性を考慮する必要はなかったんです。


うちの店には大型の石油ストーブを設置しようとしているのですが、換気などほとんどしなくても酸欠とか一酸化炭素中毒の心配はしていません。

念のために警報器は入れますけどね。


しかし、だからと言って調理した煙が充満する店と言うわけにはいかないですから、

それなりの換気を考えなければ。と思い調べ始めたのですが。

この計算がめんどくさくて。元々文系なので数式は苦手。真面目にやってらんない。


まあ、十分なパワーを持った奴使えば良いんじゃね?

と言うところで落ち着きそうでしたが、

・・・いや、ダメだ。


換気量が多ければそれだけ暖房効率が落ちてしまう。

1500㎥/hとかの換気扇を使うと、それだけで設置するストーブの熱量と同等の熱量の損失になってしまうらしい。

高い灯油をガンガン焚いて温めた空気を大型の換気扇で排出し、家じゅうにある隙間と言う名の吸気口から冷たーい風が吹き込んでくる。

そんなお店はイヤダナぁ・・・。


ということで、購入予定の火を使う設備から、必要な換気量を割り出したうえで、

不足するくらいの1000㎥/hの厨房換気扇用のシロッコファンを購入する事にします。

家庭用の一般的な換気扇の倍くらいの風量といったところ。


で、換気システムの設計をざっくりと。

コンロが2か所に分かれる予定なのでステンレスフードも2か所に設置し、これらを繋いで一つのファンで排気することにします。

フードの中にはグリスフィルターを設置する。

各径路は断熱材を巻いた金属製のダクトで繋いであげる予定。

正直排気量不足ではあると思いますが、不足分の対応としては、コンロとステンレスのフードの距離を出来るだけ(消防法違反にならない程度に)小さくするとか

周りを不燃材で囲って、油煙等が飛び散らずにスムーズにフードに吸い込まれるようレイアウトしてあげればよいかなと考えています。


この辺は消防法にも関わるらしいので、しっかりやっておきたいところ。

資材とレイアウトを詳細に決めたら、消防署に相談に行こうと思ってます。


今回はここまで。

古民家カフェダイニング えんの家

長野県小県郡長和町 旧中山道の街道沿いの古民家をセルフリノベーションした飲食店です。 自家製ローストビーフ・ローストポーク・ベーコンをはじめ、ジビエ(鹿肉)の提供もしております。 営業時間10:30~17:30 夜の営業は17:30~予約営業のみ。 ご予約はお電話で 0268-71-6487

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