友人が手伝いに来てくれてチェーンソー他で活躍

学生の頃の友人に「ブログ始めたよ。」って連絡をしました。

興味を持ってくれた友人が、三重県から車で5時間近くもかけてお手伝いしにきてくれました。

日曜日、月曜日と2連休を取って一泊二日で無償で働きにきてくれるとのこと、本当にありがたいです。


1日目の昼頃到着。

古民家を一通り紹介しましたが、ブログを読んでくれていたので

「ああ、これが実物か。・・・あ、これブログで見たよ。」

って感じの反応をしていました。

そんな彼に、いきなりチェーンソーを手渡して、

「この辺の廃材、処分するのに大きくて面倒だから、小さく切ってほしいんだ。」

という無茶ぶりをしましたが、初めてのチェーンソーに戸惑いながら、頑張ってドラム缶サイズにカットしてくれました。

チェーンソーの使い方も分からなかった友人に、エンジンの掛け方から、こうなると危ない、というような基礎を教えただけで理解してくれて、黙々と夕方近くまで3時間近くがんばってくれました。

うーん、ちょっと腰が引けてるかな? ・・・それにしても背景の紅葉がキレイだ。


私は屋内作業、友人は屋外で廃材カットの作業という分業をしていました。

屋内に居てもチェーンソーの音は聞こえてきていましたが、

いつの間にか音が変わってきて、明らかにおかしな音になりました。

最初の頃はチェーンソーを使うと太い材木でも数秒でカット出来ている様子が音で分かったのですが、数十秒エンジンをふかし続けている模様。

ちょっと気になって様子を見に行ってみると

「切れなくなってきたー」とのこと。


チェーンソーって、結構歯が痛みやすいらしく、専用のやすりを使って歯を研ぐ必要があるらしいのです。

そういえば、数年前にチェーンソーを購入したとき、切れなくなったら研ぐようにと言われて、同時にやすりの様なモノを購入した気がする…。

あった。

私はこれまでチェーンソーの歯を研いだ経験はもちろん、研ぎ方を調べた事も無かったので、友人に替わりにマニュアルやらの調べから、歯の研ぎ直しまで丸投げしました。

後で彼が覚えた研ぎ方をレクチャをしてもらう事で、調べる手間が省けて助かった。


どうやら、やすりに描いてある角度を示すXのラインと、チェーンソーのブレード(?)の角度を合わせて研いでいくらしい。

以下の写真のような感じ。

チェーンソーは小さな歯が多数あるから、

一か所の歯をゴリゴリ研いで、

手でチェーンをちょっと回して、

次の場所の歯をゴリゴリ研いで・・・

一回りしたら、

次は、チェーンソーには右向きの歯と左向きの歯があるから、

逆方向の歯をまた一周・・・

という感じで、一通り研ぐのには結構時間がかかりました。

実際研いだ後に試してみて、切れ味復活している事が確認できましたよ。

研ぎ直した歯がどのくらい持つのかは分からないですけどね。。



と、こんな事をしているうちに暗くなって1日目の作業終了。


その日は友人と一緒に、諏訪市内にとった宿に宿泊しました。

夜は積もる話をしながら酒を酌み交わしました。

日曜日の夜だったのですが、諏訪市内の飲み屋がほとんどお休みしていて開いている店を探すのに苦労しました。

地方の温泉街ってこんなもんかもしれないですね。


そして翌月曜日。宿の朝食ビュッフェを腹いっぱい食べて車で出発。

11月中旬、紅葉真っ盛りの和田峠を越えて、二人で古民家に出勤。リノベーション作業再開です。

朝から杉の野地板のペンキ塗りを頑張ってもらいました。

20枚くらいはあったと思うのですが、思いのほか早く作業が進んで買いだめしていた杉の野地板が全て塗り終わったとのことで、別の作業を・・・


ここは、せっかく遠くから来てもらったんだし、やったことないであろうDIY作業を体験してもらおうということで、スライド丸ノコでの木材カットをやってもらいました。


2階は穴だらけのエントリーでも紹介しましたが、2階だけに収まらず、現代の高気密住宅ではありませんから、古民家はそれはそれはいろんな場所に隙間があって真冬の隙間風がとても心配なんです。

隙間を埋めるために、杉の野地板をカットして隙間に張り付ける作業をしていましたので、ミリ単位の精度が求められる木材カットをしてもらうことにしました。

カットしてもらっているのは、以前塗ってあって既に乾いている杉の野地板です。


最初のうちは、私が注文したサイズに対して、長さが足りなかったり長過ぎたり不良品続出だったのですが、10枚くらい切っているうちに依頼したとおりの長さの木材を納品(笑)してもらえるようになりました。


ちょっと話を脱線します。

スライド丸ノコの扱いはとても簡単なので、特に問題なかったようですが、寸法を決める作業の方がミスが発生しやすい気がします。

大工さんでも「墨付け」(切るラインを木材につける事)がとても重要だという話も聞きます。

たとえば、「ここで切る!」と思って鉛筆で描いたラインがあったとします。

鉛筆のラインって0.5mmくらいの幅はありますよね?

本当に切りたい位置って、ラインの中央ですか?ラインの右ですか?ラインの左ですか?

電気のこぎりだと2.5mm程度の切りしろ(のこぎりに削られて消失する木材の幅)を意識する必要がありますし、手のこぎりでも0.5mm位の切りしろが必要です。

描いたラインと切る位置を正確に把握できていないと、数ミリくらいのズレは当たり前のように発生してしまいます。

1mmずれると(場所によりますが)目的の場所に木材をはめ込む事が難しくなります。

このあたり、自分で数をこなしていると墨付けとカットのルールみたいなものが出来てきて、無意識でうまくいっていたのですが、人との連携となると意外と難しいと感じました。

人が墨付けしたモノを自分がカットしたら、思い通りのサイズにならない。みたいな。

本職の方は基本ルールみたいなものがあるのかもしれませんね。知らないですけど。


と、そんなこんなで面倒な作業を昼まで作業してもらい、午後には遠く三重に5時間近くかけて帰って行きました。

一泊二日のリノベーション作業、楽しそうに作業をしてもらえてなによりでした。

藤林さん、遠くから手伝いに来てくれて本当にありがとう。

お店が出来たらまた来てね!


彼以外にも、「そのうち見に行きたい」と言ってくれている友人が居ます。

来てもらった際には楽しいリノベーション体験を押し付けたいと思っています。


今回はここまで。


古民家カフェダイニング えんの家 長野県小県郡長和町 和田宿 旧中山道の古民家でランチ・カフェを!

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