今回のブログでは電気がついた感動をお知らせしたいと思います。
30年近く空き家になっていて灯りがともる事が無かった空き家の古民家に、今日見事に電灯がともりました。
早速、喜びの電灯の付いた写真アップです!
まずは外観!ドヤァ!!
続いて、こだわりの客室ウッドパネル壁を照らす室内照明!(相変わらずぶれてる!!)
客室を少し引いて見るとこんな感じ!
そして整理中でゴタゴタしてるけど、碍子引きをしてもらった玄関ホール!
電球色の温かい照明で照らす客室と対照的に、昼白色で照らす厨房!
(上がったテンションを落ちつけながら・・・)
はぁ・・・電気って大切ですね!!
これまでは、この古民家が本当にお店として成り立つのかちょっと不安に思っていたのに、電気がついただけでなんとかなりそうな気がしてきます!
電気のありがたさに改めて感動しました。
電気が通じるまでの経緯としては、実際には電柱から建物への電気の引き込み自体は6日前に完了していたのです。
しかし、正常動作しない分電盤、その交換の手配とか、週末を経た事により電灯開通の遅れとなりました。
不調の分電盤は国内の超有名メーカー製ですが、分電盤の不具合とかもあるんですね。
電気工事屋さん曰く「何十年もやってきてるけど初めての経験だ!」とのこと。
楽天最安値を選んだのがまずかったのか・・・その辺は不明ですけどね。
販売業者さんに機器の不調を伝えて、メーカー問い合わせ等を経て、新しい分電盤を送ってもらうことが出来ましたが、この手間によって引き込み工事から6日遅れの電灯の開通となってしまいました。
正直言うと、このあたりの遅れにちょっと不満もあったのですが、今日電気がついた喜びでその辺の不満も吹っ飛んでしまいました(笑)
せっかくなので、6日前の電柱から引き込み作業を行っている様子もせっかくなのでアップしておきます。
古民家の向かいの電柱で引き込み用に電線を分配をしている様子。
電柱の上で作業している様子、見えますかね?
ぐーっと電線が延びてきて・・・
あっちの桜の木の近くの電柱にはワイヤーを繋げるだけ。
電柱と電柱の間に通したワイヤーから、直角に曲がるように建物に電線を引き込みます。
そして電線は古民家に!
そしてこれが電気使用量をカウントするメーターです。
いまどきのメーターは利用料を無線通信で定期送信するので、メーターを読みに来る必要がありません。利用者側には特に利点はありませんが、電力会社からすると非常に便利ですね!
・・・おっと危ない。元ITエンジニアの頃の血が騒いで、このあたりの事情について色々語りたくなりましたが、今日のところは自粛。
店舗用の電源として、「電灯」と「動力」と2本引き込むことになりますので、メーターが2つ構成になっています。
ここでちょっと電気契約について解説しましょう。
「電灯」とは、通常一般家庭に引き込む電気のことです。
一般的な二つ口のコンセントで照明や電気機器が利用可能な電源です。
稀に、水回りでアースを必要とする場合等で三つ口コンセントを使う場合がありますが、基本的には電灯契約の電源で使う事が出来ます。
また、台所のIHクッキングヒーターとかエアコンとか、単層200Vの電気機器もあります。これらも見慣れない三つ口のコンセントを使う場合がありますがが、これも電灯契約で利用可能なものです。
電気回路とかコンセントについては電気工事屋さんと相談する必要がありますけどね。
まとめると、「電灯」とは、一般的な家庭用電気機器を扱うための電源。
基本料金が安く、代わりに利用量当たりの料金は少し高い電気使用契約のことと考えて良いです。
一方、「動力」とは業務用機器で使う専用の電源と考えてください。
例えば2000Wと言うような大容量の電力を使う電気製品は、一般家庭の電灯契約の電気では扱う事ができません。
業務用の電源って一般にはイメージがわかないと思うので、例えばコンビニの電子レンジを想像してみてください。
コンビニでお弁当を買う時、その場で温めてもらうと30秒くらいでアツアツになりますが、持ち帰って一般家庭の電子レンジで温めると2分くらいかかりませんか?
これはコンビニの電子レンジが「動力」を使うハイパワーな電子レンジを使っているからです。シンプルに一般家庭と電源が違うからハイパワーの温めが出来るわけです。
私のお店の場合、プレハブ冷蔵庫の冷蔵ユニットが動力電源、業務用食洗機が動力電源。あとは現時点では入れていないけど後々入れる予定の業務用エアコンが動力電源となります。
動力電源の電気機器はコンセントに差して使うのではなく、電気配線と機器を電気工事士さんに直結してもらうのが一般的のようです。
機器代金をみると、電灯で使えるものと比べると「動力」製品の方が少し割高ですが、日々のランニングコストですぐにペイ出来ます。
まとめると、「動力」とは、業務用電気機器を扱うための電源。
基本料金が高く、代わりに利用量当たりの料金は安い電気使用契約と考えれば良いです。
あ、ここで一つ注意事項です!
以上の話を聞いて、
「うちの電気量高い気がするんだけど、動力電源にしたら安くなるの?」
と思う人もいるかもしれませんが、それはダメです。
もし動力電源だけを引いて、それを家じゅうに引きまわしたとしても、一般家庭の電気機器は使えません。
灯りも、家庭用炊飯器も、パソコンも、動力電源では使えませんからね。
電灯から動力電源に乗り換え、などと安易に考えることはできませんのでご注意くださいね。
私のお店については、両方の電源を使いますので、今後お店を営んでいくにあたり、
「電灯」の電気量いくら、
「動力」の電気量いくら、
という二つの基本料と利用料を合わせた電気料を支払っていく事になります。
「電灯」と「動力」は契約だけでなくて物理的に電柱からの電線引き込みも2本となります。だからメーターが二つになっているわけです。
やっと話が戻ってきました。
以上、電気のお話でした。
ちなみに、電気工事以外のリノベーション作業はそれなりに進んでいます。
残すは、カウンターテーブル作成、新しい床の作成、細かいところの仕上げと言ったところで、ある程度終わりが見えてきています。
GW期間からは、屋外の駐車場作りを重点的に進めていく予定です。
次回以降はこの辺のお話をする事になると思います。
今回はここまで。
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