土壁の大穴を埋める

古民家の裏側、地面と接している土壁に大きな穴が開いていました。


この写真でいうと中央から少し左側、地面に板が立てかけてあるところ。

40センチ四方くらいの穴が開いていました。

立てかけてある板は固定しているわけでもなく、動物の侵入を防ぐために置いてあったのかなと思います。

(手前のリンゴ箱はリビルディングセンターに持って行ってもらったやつです)


写真でもわかるように、土壁が痛んでいる個所は各所にあります。

この場所の痛みは補修せずとりあえず出来る対応をするという考えだったのでしょうね。

古民家の床下はどこも風通しが良く、正直どこからでも床下には侵入出来る作りに成っているので、ここだけ塞いでも意味ないのにな。


今の家だと、床下の基礎まで屋内というイメージだと思うんですが、古民家の考えでは床板の下は外なんですよね。このあたりの考え方は引き継ぐべきなのか微妙なところです。

飲食店ですから、床下に動物の糞尿が・・・というのは衛生的にも望ましくありません。

かといって、全部閉じて密封してしまえば、古民家特有の風通しの良さが失われてしまい

湿気により床下の基礎の痛みが激しくなる事は容易に想像できます。

間を取って、床下から動物が侵入できないように、かつ、風通しの邪魔をしない程度で

板とか網を張りつけるくらいで済まそうと考えている所です。

さて、この大きな穴については看過することは出来ません。

狸やハクビシン等の動物が出入りできる大きさですからね。

上から板で塞ぐだけという手も考えましたが、せっかく古民家リノベーションですから、

真面目に補修をする選択としました。土壁の補修です。


材料調達

土壁には粘土のような粘りのある土と、稲藁を細かくしたものを混ぜたものを使います。

以前見た動画では山から土を掘り出す所からやっていたけど。。そこまでは出来ん。

土壁は再利用出来ると言う話も聞きましたので、元々そこに壁としてあったはずの土を・・・

いや、その土は崩れ落ちたのはいつの事なのか。草が生え、豊かな土として大活躍しています。まるで畑の土のようにふかふかの豊かな土となってしまっています。

土壁として活躍していた頃の様子は見る影もありません。

かと言って、土壁の材料ってのはホームセンターにもネット通販にもありません。


結論としては、別の場所で崩れかけた土壁を解体し、その土を流用する事にしました。

ブレてしまっていますが、この壁をご覧ください。まったく別の場所の壁ですが、この古民家を借りた時点から既にこんな状態でした。

この面は既に崩壊済み。

柱を挟んで右側の面も崩壊寸前の状態だったので、ぶち壊して今はすでに合板壁に張り替えてあります。その様子はいずれ書こうと思います。

で、この2面の壁を破壊した廃材の土がフレコンバッグ2杯満タンになるくらい出ましたので、これを利用することにします。


土壁補修のしかた

壁土に水を加えて練ります。

「トロ箱」という、大きなプラスチックのトレイのようなモノに、壁土と水を入れてスコップでかき混ぜます。

モルタルのイメージで土と言うよりは泥と言うイメージでシャバシャバに作って、動画で見たイメージでこてを使って、竹を編んだ「竹子舞」という壁の基礎に泥を塗りつけていく。

だけど、土の重みでどんどん流れてタレ下がっていくのが分かる。

あ、だめだ。私の腕ではこれは絶対塗れない。


すぐにシャバシャバの土を塗るのをあきらめ、カラカラの土を追加して、粘土状にもっと固く練り直して再チャレンジ。

今度は固すぎるので、「こて」で塗るのが難しい。


ここで、アフリカの家づくり動画を思い出す。

手で団子を作って、ベチャって投げつけるイメージで・・・

手で泥団子を作って、「竹子舞」に塗りつけていく。


これだ。これならいける。

なんとか出来あがった土壁補修が以下の画像。

これ乾いたら結合部とか分離しちゃいそうだけど。。。

カピカピに乾いた後の様子をみて、ダメだったらまた直そう。


ここ以外にも他にぼろぼろの土壁が各所にありますから、大量の土壁廃材は残してあります。

これを使って補修していきたいと思う。


土壁の補修は友人の誰か手伝いに来てくれたらやってもらおうかな。

子供とかは面白がってやってくれるかもしれないなぁ。


今回はここまで。

古民家カフェダイニング えんの家

長野県小県郡長和町和田宿旧中山道の街道沿いの古民家をセルフリノベーションした飲食店です。 自家製ローストビーフ・ローストポーク・ベーコンをはじめ、ジビエ(鹿肉)の提供もしております。 営業時間10:30~17:30 夜の営業は17:30~予約営業のみ。 ご予約はお電話で 0268-71-6487

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