持続化補助金の資料は、商工会の担当さんが資料作りに詳しくとても良いサポートをして頂けましたし、もともとこういう資料作りは苦手じゃないので楽しく作成できました。

しかし、前提と考えていたDIYでの工事というのは補助金を受けるのが難しいようです。

補助金でテラス席を作る等の事業を申請して交付された場合、その事業の実績報告という作業が必要になります。

実績報告には工事を請け負った業者からの見積もり書、請求書、納品書、領収書とか、実施した事業の内容を証明する書類が必要となります。

DIYの場合、資材の見積もり、納品書、領収書等なら提出できますが工事業者というものが存在しないため工事業者の工事請負の証明を出すことが出来ない。

一般的には工事をDIYするという発想はあまり無いようで、工事をする＝建築業者にお願いするというのが当然のようでDIYでやるという事業を申請することは現時点では難しそう。

金融機関の融資をうけるときもそうだったけど、DIYというのは世間の仕組み的には少し異質なものらしくて、店舗の設備が発注した工事なら「設備資金」DIYするなら「運転資金」に振り分けられるのは正直納得いかなかったなぁ。

この辺、別に悪用をしようという意図はないのだからもう少し緩くても良いのでは。と思う。

まあ、愚痴っても仕方ない。

最終結論として、今回は工務店さんに工事をお願いすることにしました。

ただ、工事の人件費については自分がある程度働くので、工賃を抑えてほしい旨伝えています。これにより、工事規模に対して、一般的な見積もりより安く見積もってもらえています。

全部DIYで、というわけにはいきませんでしたが、設計も自分で行いましたし、実質かなりの仕事を自分が出来るという事でまあ、落としどころって感じですね。

さて、実際の工事の様子はというと。実はほとんど写真が無かったりします。

少しだけ設計等のコダワリなんかを語ると、

お店を辞めるまで（２０年以上）ノーメンテナンスを目指す設計。です。

特に床については、束や大引きは単管パイプを使用、根太は人工木材、床材はハードウッドのセランガンバツを使い、２０年放っておいても腐らない床を目指す。

一方、塀は低コストを重視。木材は桧の柱材とローコストの唐松の背板という材を使うことで、１０年持てば良い、というレベルの品質を目指します。１０年後補修または作り直しをする覚悟です。

これにより、低価格、メンテナンス性、品質のバランスをとったつもり。

本当ならGWまでに工事を完成させたかったけど、補助金の採択連絡が３月中旬にあって、結局工事着手は４月に入ってからになってしまった。

着手した際には夏までには完成！と意気込んでいたものの、DIYを絡めたがゆえに工事は遅れ・・・。工務店さんにも何かとご迷惑をおかけして申し訳ない・・・。

ぼちぼち運用開始するぞ、という状況になってきたのでブログの公開と相成りました。

実際の運用開始の際には、SNS等で通知しようと思います。

2024.08